帰宅後の家事に追われて、子どもの話をうわの空で聞いていたら、子どもから「もういい」と言われてしまって反省することが、無いようにするための方法
こんにちは、omoinotoki上田季久です
忙しい毎日、仕事を終えて帰宅しても家事に追われてしまいますね。「出して仕舞って、散らかして片づけて」の繰り返し。家事と仕事と子育て、ほんとお疲れ様です
身体だけではなく、頭の中でも、毎日毎日「考えなければいけないこと」の繰り返しで、家事をしているときに仕事のことが思い浮かぶ、仕事をしているときに子どものことが思い浮かぶ。なんて毎日です
そんなとき、子どもの話しをうわの空で聞いてしまうことありますよね。悪気は無いのについつい。子どもから「お母さん、話きいてないでしょ、もういい」って言われてしまって「しまった」と反省することありますよね
残念です
そこで、今日は子どもから「もう、いいよ」を言われないようにするための
ちょっとした「所作」のお話です
では、参りましょう!
1、子どもの話をうわの空で聞いてしまう、ほんとの理由
2、子どもの話ってそんなに大切なの?
3、子どもの話しと向き合えるちょっとした所作
1、子どもの話をうわの空で聞いてしまう理由
そもそも、うわの空とは「他のことに心が奪われていて注意がそこに向かない様子」をさします。子どもが話していても、夕飯の支度、来週の献立、仕事の残りの作業、夏休みの学童のスケジュールなどなど、他のことが気になっていて、子どもの話に注意が向かない
なぜでしょう 忙しいからでしょうか
いいえ
子どもはかわいい、子どもは大切、子どものために毎日がんばっているパパ、ママのはずなのに、その大切な子どもが話をしているのに聞いていない。
でも
学校の先生や塾の先生、会社の上司、取引先の社長さんの話しは、自身がどんな状況でも聞く、そう集中して聞こうと耳を傾けます
そうです
ひとは 自分より権威のあるひとの話しは聞こうとします
そう
子どもは自分より権威がないとみているのかもしれません。たしかにかわいくて、大切なのが子どもです ただ、子どもは、親の支配の下にあるとどこかで思っているので、子どもの話しを軽んじてしまい、集中して聞かないのです
そう 子どもの話は「何が言いたいのか」「どこがおもしろいのか」「どうしたいのか」分らない、そんな話を聞いているより、大切なことがあるの そう思っているのかもしれません
2、子どもの話ってそんなに大切なの?
えっ 子どもの話ってそんなに大切なの そう思われる方もいらっしゃると思います
「話をよく聞いてくれる親の子どもは学力が高い」といわれます
子どもの話は、親からしてみれば、今日は誰と遊んだか、食べたものや好きな本、空想などで、所謂とりとめのない話です
でも
”子どもは、自分の話を無条件に聞いてもらえることで安心感や落ち着き、自信、認められた喜びを感じます
話を聞いてあげると子どもは「話すことが楽しい」「話すと心が軽くなる」と感じ、もっと話したいと思うようになります。そこから豊かな表現力、語彙力も育まれていきます。
脳機能開発が専門の東北大学、川島隆太教授が仙台市に住んでいる7万人の小中高生を2010年から7年にわたり追跡調査したところ、「家の人にしっかり話を聞いてもらった」と答えた子は、学力が上がる傾向が見られました。子どもの話をちゃんと聞いてあげるかどうかは、学力にも影響するようです”
『子育てベスト100-最先端の新常識×子どもに一番大切なこと』(加藤紀子著)引用
3、子どもの話しと向き合えるちょっとした所作
話を聞いてあげると学力が高くなる 子どもの話を聞いてあげたくなりますね
では
どうやって聞けばいいのでしょうか
それは「共感する」「否定しない」「質問する」「余裕をもつ」
この4っです
・共感は、子どもの立場に「へえ~そうなんだ」「たのしかったね」「おもしろいね」と相づちをうりながら。子どもはわかってくれたと安心します
・否定しない、子どもの話しが間違っているなと思っても、「でも」「だけど」「こうしなさい」などと否定しない まずは子どもを受け入れてあげる
・質問する 子どもの話を確認する意味もあります 話を聞き流さないためでもありますが、短めの質問が良いです 子どもが答えるのに時間がかかるような質問は 子ども自身が面倒になって話さなくなることが心配されます
・余裕をもつ、親自身がリラックスして子どもの話を聞ける環境をつくることも大切です。お茶を飲みながら聞くとか、テレビを消して聞くとかの工夫が大切でしょう
でも、忙しくて、わかっているけでどそんな余裕は無いわ
そうですよね
とにかく、忙しい
でも、そんなときでも ちょっとした「所作」で気持ちを落ち着かせて、余裕を持って子どもの話を聞いてあげれる「所作」があります
それは、手を重ねる ということです
右手、左手、どちらかを もう片方の手の甲に重ねる
テーブルの上、机の上、台所の上、自分のからだの前で重ねるだけでも良いです
そうすることで、まず、今している作業を止めることができます
作業が止まると、自然に気持ちを落ち着かせることができ、余裕が生まれます
試してみてください
できれば 笑顔をそえて(笑)
どうです 子どもの話を聞くことで 子どもが豊に成長するのであれば、これに勝るものはありませんよね
子どもの話は「たわいもない」かもしれませんが、親の「古びた知識や擦れた人生感」で子どもの話を聞かないのも残念です。
では、また